いつもの通り、もてるもの全てを空手に費やしてきた一年だったと思います。余裕なんかなくって、少しでも多くのものを師範から学び、周りの先生たちから刺激を受け、それを自分の担当道場へ生かす。
そんな一年になるはずでしたが
希望を持ち常に前を向きながらも、心の隅に抱えていた一抹の不安。”時を失する”ということが実現してしまったのです。
2月。県北の齋藤香代先生や、白石先生、佐藤先生の昇段審査が行われ、多くの人が感動しました。そしてその直後、私達を取り巻く環境は急転しました。
ダイヤモンドプリンセス号の受け入れ、広がっていく感染、日々マスコミで煽られる恐ろしい症状。ニュースなどで画面越しにみていた病が広がっていく様子を実感しながら、多忙な日々を送りました。
いま、この総括を書くにあたり、書きたいことはうんとあります。しかしそのどれもが、門馬師範、門下生、そして保護者のみなさまの厚情にお礼を言う言葉以外の何物でもないことを知ります。
道場の自粛、その中でも対策を徹底して行った各行事、たくさんの挑戦を見せてくれた演武会。多くの門下生が手をあげてくれた型・組手の育成クラス。そして、延期にはなってしまいましたが、このような状況の中でもたくさんの申し込みをいただいていたセミナー。積極的なみんなの姿勢は、私の自慢です。
まったく月並みのお礼の言葉では済み切れませんが、「ありがとうございます」と、最後の純一なる心底から言っておきます。
総括と言いながら、あまり今年を振り返りたくもありません。問題は今後にあるのだから。
県北地区は稽古納めもできないまま、自分自身が自粛により道場に行けないまま、年が終わろうとしています。
24日は霞町で一人で稽古して、掃除。27日は佐倉道場に家族で向かい、掃除をしてきました。一人きりで過ごした稽古納め。でも、やがてこの道場にもみんなの笑顔が戻ってくることでしょう。
2021年も努力、挑戦、新たな出会い。いろんな空手道の「道」が生まれる活気に満ちた道場でありますように。そのためにも笑顔で新年を迎えたいと思います。
みなさんにおかれましては来年もどうぞ、空手道を歩む子供たちの姿を見守っていただき、変わらぬご理解と支援をよろしくお願い致します。いつもとは違った年末になるかと思いますが、どうぞご自愛専一にてお過ごしください。
2021年もよろしくお願い致します。
門馬道場指導員
山名愼一郎
2020 昇段審査 https://youtu.be/NSTAWScF8B0
コロナ禍での門馬道場 https://youtu.be/ksXfF3YvbRU
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