令和2年6月14日(日)、郡山カルチャーパークにて「合同師範稽古」が行われ、各クラス80名限定での開催となりました。
特に今回、組手の上達や昇級審査を目指す門下生にとっては、とても貴重な稽古になりました。
3クラスともに、年齢や習熟度に合わせて難易度は変わりましたが、すべて「シャドー」についての基礎からの稽古。
今夏の昇級審査会は、上級の帯の審査を除いて、組手審査を行わない代わりに、シャドーを審査して組手の習熟度を審査することになっています。
正直、その通知をみた各先生方は思ったでしょう。これは、どうしたものか…と。もちろん自分もその一人なのですが(^^;)
組手の審査は相手がいて向かってくるので、自分が頑張ればなんとか形になります。が、シャドーは、文字通り影、相手の幻影と戦うトレーニングです。
ステップワークやコンビネーション、回り込み、技の幅など、すべて一人で行うためにはかなりの技術が必要です。
そしてこのシャドー。見えない目の前の相手と全力で戦え、くらいのことしか教わりません。そしてシャドーを先生や先輩に見てもらうなかで、少しずつステップや受けなどを学んでいくのです。
なぜかというと、個人によって体格や得意な技やスムーズに行えるステップが違ってくるので、そう簡単に教えるということができないのです。
師範の説明を聞いたときに「なるほど、そういうことだったのか」と納得がいきました。
「シャドーは道場で教えてもらって稽古するものじゃない。道場で学んだ技術を自分でひたすら繰り返し、自分だけの形に組み上げて磨いていかなきゃいけないんだ」
その前置きがありつつも、「今回は特別に…」ということで、基礎の基礎、送り足や追い足の運足にはじまり、基本的なステップや回り込みのステップ、それに突きを合わせて…と段階を追って指導していただきました。
シャドーは、組手の上達のために決して避けられない稽古法の一つです。それは今回、組手審査の代わりに行われることからもわかります。
実際に稽古に参加して、師範はじめ先生たちから受けた指導は、その人だけの財産です。昇級審査の有無にかかわらず、今後の空手のためのおおきな財産ですので、繰り返し稽古しましょう。
道場でのみんなで一斉の稽古では、基礎のステップくらいまでしかできません。きのうのような稽古は、師範の指導の下、各道場の黒帯の先生たちがたくさん集まってはじめてできるものだからです。
そして、みんなよく頑張りました(^^)
送迎や、兄弟間でのクラス違いよる待機など、ご協力いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。おかげで、貴重な稽古を受けてがんばることができました!
合同師範稽古参加者には、県大会や教則DVD、そして道場のトレードマークであるTシャツの限定割引販売も!
とくにTシャツは速乾性に優れ、かなり丈夫です。そして今回はなによりお得ですので、お渡ししたお知らせをご覧ください!
また、指導いただいた門馬師範、指導にご協力いただいた師範代、各先生方、ほんとうにありがとうございました。おかげで門下生たちが、貴重な稽古を経験することができました。
末筆ではございますが、ご協力、ご尽力いただいたみなさまへ厚く御礼申し上げます。
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