2020年6月16日火曜日

師範稽古で学んでほしいこと

 師範稽古への参加をきっかけに、門下生だけでなく保護者のみなさまにも学んでいただきたいことがあります。






 先日は、郡山で行われた合同師範稽古の様子をお伝えしました(^_^)


 とても貴重な稽古になりましたが、続けて昨日より県北地区師範稽古の申し込み受付を開始しました。


 既にある申込の中には、白帯の門下生の申し込みもありました。積極的な姿勢をとてもうれしく思います。当日はみんなで頑張りましょう!



 指導員や一部の選手以外は、毎年夏・冬に行われる合宿以外で師範の直接指導を受けられる機会は滅多にありません。ぜひ、この貴重な機会を逃さずに参加してほしいです。


 参加がまず第一歩。そして、参加した師範稽古をがんばること。
 そしてさらに大事なことが、そこから先にあります。


 今回は、門馬師範が矢吹から指導に来てくださいます。
 スポーツ教室や格闘技選手の公開練習などであれば、指導者が各地を回るのは普通のことかもしれません。いわば営業活動のようなものですから。
 けれどこれが武道の世界となると、大きく事情は変わってきます。





 武道では入会とは言わず、入門という言葉を使います。門というのは、通常、設置された土地から動きません。師がいて、その居の門をくぐって教えを請うために出向く。だから、入門といいます。


 本来ならば、門下生は「当然に」師範の元へ、教えを受けに行かなければならないものなのです。今は師範の直接の弟子にあたる指導員の先生たちが、各地で道場を受け持って教えていますが、その源はすべて師範にあります。


 その師範が、逆に門を出て教えに回るのだから、弟子は当然これを丁重にお迎えしますし、稽古も必死で頑張らなければなりません。これは最低限の礼儀にあたります。


 今回、参加する人は、まずは稽古を頑張る。そして、この次の機会で師範が稽古会などを開催するとなれば、今度は私たちが出向く。それが、遠くまで指導しに来てくれた師に対する、弟子たる私たちの務めでもあります。



 むずかしいことばになってしまいましたが、つまりは「感謝の気持ち」を持ちましょうということです。師範が遠いところ、弟子たちのために指導に来てくださる。それだけで指導員は恐縮しすぎてしまうようなこと。

 遠いところまで来ていただいて気に掛けてもらうのだから、何かの折には感謝を返す。そのためにいろんな行事への参加を促します。そしてその行事への参加で、感謝を返すだけでなく、他の道場生とのつながりや絆が育まれることで。より空手修行に打ち込める環境が醸成されます。







例えば、

 「師範が来たときは参加するけど、遠くでやるなら行かない」
 
 という人がいたとします。(そんな声を聴いたわけでなく、極端なたとえです(^_^;) )


 考え方は自由なのですが、感謝の気持ちがそこにないということは、「心の修行」ができていないということです。

 空手の修行において、どれだけ心の修行が大事なのかは以前のブログでも書いてきました。特に中級以上への昇級では、技術や強さだけでなくこの面も重視します。


 もちろん、その時の用事や都合で、必ずというわけにもいかないでしょう。そのときには、「つぎのときには必ず都合をつけて…」という心構えをもっていただければよいのです。






 実はこのことは、道場の訓話でも何度か話してきました。


 「師範が指導しに来てくれているんだ。その師範が稽古会をやるのだから、普段感謝しているならなんとしてでも参加するのが弟子の務めだ」


 新型コロナの影響がある昨今、参加を強制してはいけないという指導も頂きました。表現は配慮が足らなかったと反省していますが、信念は今も全く変わりません。ここをおろそかにするならば、礼法でも武道教育でもなんでもないからです。


 門馬師範の個人的な人柄で各道場を回って指導していただいていますが、それが決して当たり前ではないことをお伝えしておかなければなりません。






 空手の帯は、白から橙、青、黄、緑、茶と級をあがるごとに色濃くなっていき、最終的には何物にも染まらない黒帯に至ります。

 何物にも染まらないというのは、確たる自分の心をもつこと。その確たる心を養うための第一歩は「尊敬・感謝・忍耐」の心を持つことから始まります。

だから極真会では、押忍の意味を「尊敬・感謝・忍耐」として説いているのです。


門下生のみんなへ
 今回、申し込んで稽古に参加する門下生のみんな。全力でがんばろう!その先には、まだまだみんなの知らない世界が広がっている。
 師範稽古や合宿、大会に参加したり、そもそも空手を修行できるのはお父さんとお母さんのおかげです。感謝を忘れないように。


保護者のみなさまへ 
 師範稽古は参加申し込み受付中です。
 会員、事務局のようなビジネスライクな関係とは異なり、師弟関係を結ぶ武道は独特の世界です。ですが、それゆえに、世間では武道とそれがもつ精神性が高く評価されています。保護者のみなさまにおかれましても、慣れないこともあるかもしれませんが、武道を習わせているということに誇りをもっていただけるよう努力してまいります。
 
 そして、お子さんたちの、これから先。長い修行の道とそれを歩み続ける成長を見守っていただけると幸いです。

 どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!






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【福島佐倉道場】 火・土 19:00~20:30
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TEL:0248-42-5335

国際空手道連盟極真会館
世界総極真
NPO法人極真カラテ 門馬道場

師 範 門馬 智幸
指導員 山名慎一郎
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