日に日にいろんな情報が飛び交い、オリンピックの政治的思惑とくんずほぐれつの様相でして、なかなか必要な情報が届きません。そんななかで、少しでも判断の糧になればということで前回、ワクチンの情報を整理してお届けしました。
そこで今回、ご覧いただきたいのがこちら。はい、ドーン!!
第58回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会反応検討部会資料より
ワクチンの接種後、死亡例として報告された事例の表です。
なお、表の下にある通り、新たに11例が死亡として報告されました。看護師さんたちが亡くなってニュースになっていましたよね。
これらのワクチンとの因果関係は未だ分かっていませんが、こんな表を見れば怖くもなりますよね。
ところが医療現場を見ていると、医師をはじめとするほとんどのスタッフが迷わずに接種しています。怖くないんでしょうか?
いえ、それにはちゃんと理由があるのです。残念ながら急に亡くなってしまった方たちの一覧を見れば怖くもなりますが、大事なのはその全体像。数字は嘘をつきませんが、見方によって印象はとんでもなく異なります。
データの出典は明記しておきましたが、死亡例の母数(n)は、444万。確率にするとこんな感じです。死亡例はほぼ線といってもいい状態です。すべての事例がワクチンが原因で死亡した、と乱暴な仮定の上での数字になります。
ファイザーのワクチン有効率は95%ということを考えると、これくらいのリスクならとるっていう人もいるでしょう。
ですが、もちろん死亡に至ってしまう確率はゼロではありません。ゼロではない以上、怖くて避けるという判断もあります。しかし、何もないときならいざ知らず、いまはコロナウイルスが蔓延している状態。
ようするに、ワクチンを接種しない=新型コロナのリスクを受け入れる ということです。では新型コロナのリスクはどんなものかといいますと、
確率としては低いのですが、ビジュアル化してみると、コロナのリスクとワクチンのリスクを比べたとき、どちらを取るかは明らか。という判断が、裏にはあります。
しかしながらいくら円グラフで見たとしても、数字のイメージはつかみにくいですよね。なのでもっと身近な例で見てみましょう。次のグラフは、私がコツコツと課金しているソシャゲのガチャの排出率です。
運営による仕様では、最高レア度の排出率が3%となっています。グラフにするとこんな感じです。
が、最高レア度といってもガチャをブン回して被りをお迎えすることも多々であり、失ったiTunesカードの死屍累々とした亡骸をみると、このグラフも嘘で塗り固められており、返金を求めずにはいられません。
それはさておき、ガチャ1回で最高レアをひくという幻のような所業でさえも、ワクチンで致命傷になってしまう確率よりも3,420倍恵まれているということです。
なお、倦怠感や腕の痛み、頭痛、発熱などを入れるともっと数は大きくなりますが、それは治験で確認されている想定内の副反応であり、そのほとんどが数日で回復されることが報告されています。
高齢者の接種が始まり慌ただしくなってきていますが、不安な方はぜひかかりつけの先生にご相談してくださいね。
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