昇段審査、すなわち黒帯になるための審査には「指導力」という項目があります。はてさて、指導力とは何なのでしょう。そしてそれはどうやったら身に着けさせることができるでしょうか。
大学生の頃、同期とほんとに悩んでいた時期がありました。欲しいもの「カリスマ性」。でもカリスマ性って願って身につくものでもないですし、かといって鍛錬や何かで身につくとも思えません。後天的についたカリスマ性って要するに詐欺
昨日の11月3日（水）。西部勤労者センターの多目的ホールで県北地区の合同稽古と演武の練習を行いました。
合同稽古は２時間の稽古の中、１時間を帯別に分かれて型の稽古。１時間を交流スパーリングとしました。
もともと県北地区の企画実施の兼ね合いで、振替稽古にあてようとおもって確保していた場所ですが、通常通り稽古を実施できたので合同稽古をやりましょう、という流れになりました。
帯は、白・オレンジ、青（線なし・線あり）、黄（線あり・線無し）、緑帯と６つにグループ分け。それぞれのグループに一般部茶帯の先輩が指導役で付き、補助役に一般部緑帯の先輩についてもらいました。
みっちり平安の型を指導してもらい、それぞれのグループで発表。それからサポーターを付けて、道場・世代・性別を超えて交流スパーリング。後半の方では、先輩と１分間のスパーリング、その後１分間でのアドバイス付きで行い、交流を図りました。
その後、昼食時間をとって午後はチャリティ演武の上級門下生での演武練習に。前日の火曜日に音源編集、CD作成、構成の検討などをしなければならなかったのですが、帰りに統河先生らと常軌を逸したハンバーグを食べてしまい
「これ、だめだわ。寝てしまうわ、帰ったら。間に合わない」
そう車でのたまっていたのですが、有言実行してしまい、当日の朝からＰＣとにらめっこ。電車の中でipadで構成検討とばたばたしてしまった一日でした。
微調整やクオリティの向上はこれから取り組んでいかなければですが、こうぴたっと枠にはまったときの快感はたまんないですね！
県北のチャリティ演武は12月5日（日）14：30頃から開始予定です。ぜひ、お誘いあわせの上、ご覧ください。
そして今回の演武。女子演武の枠を設けました。Ｋ瑠美先輩（１級）が中心となって、内容の構成から行います。いろいろ企画では苦労するかと思いますが、指導力なんて偉そうな言葉つかいつつも、結局は人を引っ張っていく中で覚えていくしかないんだと思います。
自信がないときも、どんなに疲れてるときでも。みんなの前では弱みを見せずに「こっちだ！」と不安を抱かせないよう自信をもって言い切る。そうしてみんなを引っ張り続けて、やがてその存在感や背中だけでひっぱれるようになったとき、指導力が身についたって言えるのだと思います。
というわけで、県北では主に指導力が課題となる先輩たちに、徐々にいろんな面でひっぱっていってもらう機会を作っています。それもこれも、失敗したとしても、困難にぶちあたっても支えてくれる仲間がいるからこそ。こういう環境が成長させてくれるからありがたいですね。
さて、演武までは残り１ヵ月を切りました。ここからが本番、みんなでがんばっていきましょう！保護者のみなさまも送迎や稽古への参加調整などでご迷惑おかけしますが、今年も感動をお約束いたしますので、よろしくお願いいたします。
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