いまやスマホの新型というと、処理性能、記憶容量、カメラとディスプレイの解像度ステータス盛々くらいでどこが変ったかわかんないようなのばっかりですよね。ジョブズ氏がいたときの新型iphone発表みたいなわくわくは、確実になくなってしまいました。
でも最近は、ふとテレビを見ると、仮面ライダー同士で殴り合っていたり、切り取ったシーンだけみると「???」となってしまうんですね。
でもよくよくストーリーをみれば、以前のような「正義VS悪」なのではなく、「正義VS正義」という形であることに気付きます。
白黒つける、なんていいますが、いろんな価値観が交錯し、多様を認めようとする現代社会の中ではもはや「白黒」なんていうはっきり線引きした、極端な価値観は見られなくなってしまいました。
いまもニュースで連日放送されるウクライナ情勢。ネオナチからの解放を掲げてウクライナを攻撃するロシア。それに経済制裁を科す各国。
ロシアが悪い、という見方も正しいのかもしれませんが、経済制裁で貧困にあえぐような国民もまた悪いのだから仕方ない、と言い切れるわけではありません。罪を憎んで人を憎まず、という言葉がありますが、罪とそれを犯した人は表裏一体のような関係で、どこで線をひけるかがわからない以上きれいごとの域を免れません。
死んだ人は戻らない。だからウクライナの怒りは理解できるけれども、それはロシアのごく一部の上層と軍隊に関しての話であって。ロシアでもまた幼い命や、これから生まれる命もあるわけです。そんな侵略戦争に関係のない人たちの生活に一気に加圧する経済制裁は、果たして正義と言えるのか。これもまた非常に難しい問題だと思います。
たけるが私の影響で延々観ている「進撃の巨人」もそうで、正義と対立するのは悪ではなく、また別の正義なのです。立ち位置が変れば正義が牙を剥くし、檻の中で見上げる空ははたして自由なのか?
結局、何が正しくて何が正しくないかは、自分で決めなければならないということ。
私のなかで印象に残っている言葉があって、手帳に残していました。
DEATH NOTEという映画化、ドラマ化された漫画があります。名前を書かれた人は死ぬ、という死神のノートを巡る推理サスペンスで、L(エル)という新たな日本発の名探偵を生み出した作品でもあります。
その死神のノートを駆使して、理想の世界をつくろうとしたキラを、Lの意思を継いだN(ニア)が追い詰めたときのシーンのセリフから。
…そうかもしれませんね何が正しいか正しくないか何が正義か悪かなんて誰にもわかりませんもし神がいて神の教示(ことば)があったとしても私は一考し それが正しいか正しくないかは自分で決めます私もあなたと同じです 自分が正しいと思う事を信じ正義とするあなたは決して神ではないし あなたが全ての人間の生きる道を示しその通りに人間が生きていく事は平和でもなければ正義でもないと私は考えます そして自分を神と言い片っ端から人を殺す事は私の中では絶対に悪です
N(ニア)Lと共に新たな探偵象を生み出した 『DEATH NOTEより』 |
深く印象に残っていることばなのですが、先日、門馬師範もこのコロナ禍に際して、同じことを仰っていました。
結局、この世は生まれたときから不平等で、努力も平気で裏切るし、理不尽に満ち溢れている。 それに不満を言っても始まらず、そんなもんだと受入れたうえで「じゃあどうしていこーか」という考え方が、生きる力そのものです。
正義か悪か、なんていう軸ではなかったとしても、これは正しいか間違っているか、自分はこれをやるべきかやらないべきか、いまなにをすべきか。そんな絶えず訪れる選択や決断に、信念で応えていかなきゃいけない。
そのとき。多くの人に接して聞いた言葉や生き方、本を読んで得た知識、道場で醸成される人とのと繋がりから他者を理解しようとする力っていうのは、私たちの世界を見る目の解像度を上げてくれます。
世界をみる解像度があがると、白か黒かの極端な判断しかできなかった物事が、繊細なグラデーションでとらえることができるようになり、より自分にとってベストな決断や柔軟な判断下せるようになる。それは力強く生きていく上で必要不可欠であることは論を待ちません。
何かを決断するとき。正しい、これをすべき、と頭でわかっていても。どこかで弱気な自分がいてその決断を躊躇させます。そんな弱い自分を振り切って、迷わず人生を進んでいける意味での「強さ」を、武道教育でぜひ育んでいくために、お子様を見守っていただきたいと思います。
武道が目指している「強さ」ってのは腕っぷしだけで終わるような浅はかなものではありません。ぜひ、今回の地区大会などを機に、お子様の頑張りを見守ってあげてくださいね。
まぁ、、いくら弱気な自分を振り切っても。100万近いアップルの製品を決済する勇気は出なかったんですけれどもね!!
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