郡山のタワーレコードで、Boysgroup(WACK)のシングルリリースイベントが開催されたので、振替稽古前に行ってきました。
福島佐倉道場の元門下生であり、真尚先輩の四男であるアユルの、初福島凱旋ということでこれは行かなければ!と。
CDシングル一枚購入でミニライブ参加券と特典チケットが1枚もらえました。ということで、応援なので8枚ほどCD購入し、13時からのミニライブ第1部へ。
ミニライブのチケットが「8」ということで、かなり前の方でみることができたのですが、撮影しているのに気づいて十字を切ってくれる姿。ほんとにうれしいですね。
また、武もいっしょに行っていたのですが、何せ小さい。のですが、Boysgroupのファンの方々(追っ掛けのかなりプロフェッショナルな方々)が、「見えないでしょう、こっちでいっしょに見よう」と最前列に入れてくれていました。
事前にいろいろファンの方々とお話させていただいたのですが、土曜日の仙台からの流れであったり、明日は京都で、その次は北海道なんです、なんておっしゃっていてほんとにすごいなと思いました。
熱烈なファンであることはもちろんなのですが、とてもいい方たちばっかりで(最初は怖い印象でしたがw)、アユルのおばあちゃんたちも前の方に案内してくれて、みんなでライブをみることができました。民度、なんて言われ方をしますが、ほんとにアットホームな雰囲気の中でのライブとなりました。
こちらの動画はたけるを前にいれてくださったファンの方が、ライブ終了後にエアドロップでくれたもの。最前列でいろいろあっていたようです。
有志の方々が作ってくれてみんなで応援とおかえりのコール |
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さて。ミーハーな記事を書きたかったわけではありません。
報告を受けたときのことは、今でも鮮明に覚えています。道場を辞める時の報告ってのは、どんな形でも指導員にとってはショックなものです。
アユルのときもそうでした。「アイドル!?高校辞めて!?」
みなさんであればどうでしょう?うちの親なら間違いなく反対するだろうなぁ。。でも大半がそうかもしれないと思います。
だってそうですよね。芸能界って未知の世界です。あのジャニーズですら、性的被害が公に暴露されましたし、そもそも食っていけるかわからない。そのほとんどが成功までたどり着けず、成功したとしてもそのなかで長く食っていけるのなんてほんの一握りに過ぎません。好きに生きろとはいいつつも、そんなリスクの高いことをとらなくても…と思うのが親の常ではないでしょうか。
私も最初は、説得を考えました。しかし。
門馬師範の言う武道教育とは「空手を通して、力強く生きる力を育む」ということ。空手道場は、突き方や蹴り方を教える場所ではなく、それらの応酬を通して、やさしさであったり、困難から逃げない心であったり、痛みを知ることで人格の完成を目指して、生きる力を育む場所。
なので指導員たる私たちも、生きる力、生き方について考えなければ務まりません。
アユルからオーディション合格と、高校を辞めてそちらの道に進むことの報告に対して説得しようと思ったということは。
いつからなんでしょうね。世の中の常識に迎合しながら無難な道を選んでいる自分に気付かされました。
あたりまえだけども、生きていれば年をとって大人になっていきます。それと同時に守りたいものも変わっていきます。それは、誰にも理解されなかった宝物のはずなのに、いつのまにか理解されるための建前へ。変わらぬ日々は嫌いだけど、変化が怖くて。気づけば「夢を大事にしろ」なんて言えなくなってしまっていたのです。
無難な道を選べ、なんてのは学校の先生はもちろん、赤の他人でも誰でも簡単に勧めてくれます。でも、そんな当たり前のことを教えるのが、極真空手であったか。道場の役割なのか?絶対に違う。
何かに挑戦しようと思ったとき、それが大きなリスクを背負って多大なる犠牲を伴うとしても。そう決めたのならばその背中を押してやるべき。そしてそれは無責任な応援ではなく、またいつでも戻ってこれるよう居場所を作った上で。
なので、アユルに言いました。
「どうなっても道場って居場所はずっとここにある。だから思いっきり挑戦しておいで」
あれから約1年が経過し、福島でアーティストとして初のイベントとなりました。ステージ上でアイドルとして歌い、踊り、ファンへのサービスをする姿。それを暖かく見守り、支えてくれるファンの人たち。そしてそんな中でも、空手のことはしっかり根付いているんだな、と感じれた瞬間(内容は諸事情により伏せさせてください)。
道場から離れてしまったことは、さみしくないと言えば嘘になるけれども、それでも福島に来た折には顔を出してくれるし、門馬師範の言う武道教育、その成果を示してくれたなかの一人だということはうれしくもあります。
この年になって、齢17かそこらの少年に気付かされるとは。逃げの口上・建前はいくらでもある中、それがアイドルであれ、プロ選手であれ、「本当の意味で」挑戦を決めたなら。大人のやるべきことは、リスクの高い道を避けるように誘導することではなく、思いっきり挑戦させて、万が一、失敗しても戻ってこれる居場所を用意していること。認め、信じることだけなのでしょう。
というわけで!アユルの凱旋ミニライブレポートでした!
一緒にライブに参加してくれた北沢又の佐々木美結ちゃん、そしてお父さん、お母さんもありがとうございました!
みなさまも、道場から巣立ち、未知の世界で挑戦を続ける門馬門下生、その応援をどうぞよろしくお願いいたします。
特典のメンバー全員と武のチェキ。メンバーみんな構えて撮ってくれました。 |
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