2024年2月19日月曜日

主文

 本を読むこと。実はこれって、なかなか身につかない大事なスキルだったりします。

 いまでこそ電子書籍であったり、本の要約やレビューをYoutubeなどで解説していたり、手軽に知識を吸収できるようになっています。

 知識は誰にでも理解できるようになった瞬間、その価値を失う

 読むというスキルの重要性は、これからより一層増してくることは論を待ちません。


 さて。広報の仕事をしているので、SEO。エンジン検索の最適化を見るために、よく道場のエゴサーチをします。

 サジェストという、よく一緒に検索される言葉を自動表示する機能があるのですが、試しに門馬道場と検索してみると…。




 といったような言葉が表示されます。鈴木昭弘先生の名前が上位にくるのが興味深いところですが笑 みなさん、もしかすると刑事告訴という言葉にぎょっとくるかもしれませんね。訴えられてるの!?大丈夫なのこの道場!と。

 えぇ、実は訴えられた経緯があるのです。その時の波紋で、まだこのサジェストが残っているのだと思います。しかし法治国家たるこの日本においては、裁判の対審も判決も公開が大原則。その結果も公的な記録としてしっかり残っています。


 平成29年12月25日、私の中でクリスマス判決と呼んでいるのですが、その判決言い渡しが裁判所に記録されています。※興味のある方は、記事の最後に判決のリンクを付しています。

 裁判の内容は商標権侵害の差し止めで訴えられたものに対し、控訴したもの。判決を言い渡した知的財産高等裁判所の判決文では全面勝訴の内容になっています。

 少し長いですが、判決文p6より引用します。


 さらに,控訴人道場は,平成16年2月7日の独立時において,その 道場数は3,門下生数は約200人であったが,その後,1審被告Aの 努力によって福島県内において着実にその勢力を拡大しており,直近の 平成29年7月19日時点では,道場数23,門下生800人強を誇る総極真の中でも一二を競う大勢力となっている。「空手バカ一代」に始まるかつての極真ブームの頃であればいざ知らず,少子化の影響もあり 伸び悩む極真空手業界において,この成長は全国的に見ても顕著な成功例といってよい。 また,道場数や門下生数だけでなく,大会における選手としての活躍 についても,1審被告A自身が全日本階級別空手道選手権大会38歳以上軽量級の部において準優勝を成し遂げている。そして,全日本大会型の部3連覇,極真ワールドカップ型の部優勝など分裂後の他派閥を含め極真空手全体を見渡しても顕著な実績を有し,「伝統派空手と比較すると劣ると言われた極真の型のイメージを一変させた」とまでいわれる著名な選手であるDを育てたことや(乙145),総極真開催の第1回世 界大会において2名の世界チャンピオンを輩出したことなど(乙122), 控訴人道場はその優秀さが知られている。


 と記載されています。つまり極真空手の道場として一貫して活動し、道場や門下生の規模、大会実績などで顕著な実績を残している。そして、このような顕著な実績を残した道場はほとんど存在しない。とまで判決で言及されているのです。

 そして、訴えられた各商標についてその周知や著名性の維持又は拡大に対する寄与について、1審で「被告の寄与が大きかったとは認め難い」と判断した点については不当であるといわざるを得ない。


 とされています。

 極真空手の創始者 大山倍達総裁の逝去後、極真空手は幾度となく分裂を繰り返してきました。その後は裁判も含めたいろんな騒動があったわけですが、門馬道場もその波の中にいたことは事実です。が、結局のところ。今の道場の現状が、ありのままの姿を映し出しているのではないでしょうか。


 ネットで検索すれば、出所もわからない情報が溢れています。それこそ誹謗中傷もそうですし、一笑に付すような内容だって出てきます。

 そんな中、何が信頼できる情報筋なのか。そのソースを正しく読み解けるか。私たちは物事を、頭の中でとはいえ日本語で考えます。本を読むこと、は考えることの基礎をつくることに他なりません。

 変化の絶えない時代だからこそ、本を通して得られる「読む力」は大きな学びのツールになります。とはいえ、読んで「しまった無駄だった」なんて思ってしまう本も少なくなくて、これはこれで悩みなのですけれども。。


 いろんなところから手軽に情報がとれるような時代だからこそ。ありのままの真実を読み取れる視点と考え方を持っておきたいものですね。


(参考)

判決言い渡し







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