2019年8月20日火曜日

とある絶叫日和。

 父親の初盆(こちらでいう新盆)で、実家に帰省していました。お盆は、仏壇や位牌をデバイス端末として、極楽浄土などにおられるご先祖さまが、直接実家フォルダにダウンロードされるような日本独自の仏教(feat.神道)イベントです。



 日本人の場合、クリスマスを祝い、ハロウィンではしゃぎますが、お釈迦様の誕生を祝う「灌仏会(花まつり)」のことは。日にちすら知らなかったりもします。いろんな文化が混ざっていて、いい面もあり悪い面もあり。


 西洋と東洋の文化が混じり合って乱打戦の様相を呈している日本ですが、かつては鎖国といって徹底的に外国文化の流入を拒否していた時代がありました。その時代の人たちがいまの社会を見たら鼻血噴き出して卒倒することでしょう。

 けれど技術は進み、文化は変わっても、亡き人に思いを馳せる日本人の在り方だけは変わらないのです。大事なのはその思い。


 そこで今年は、ドローンにお墓まで飛んでもらい、wi-fiとクロムキャストを介して墓前の映像をライブでTVに映し、みんなで参るという、働き方改革みたいなノリのお盆を目論んでいたのですが、ドローンは申請・許可制で、まったく実行のめどがたちませんでした。

 でもそのうち、仏壇や神棚にフランスパンとかをお供えしても違和感のない時代がくるかもしれませんね。
 それはさておき、いざまとまった休みとなると「趣味がない」ことに気づきました。


 よく言われるのですが、まず空手は趣味ではありません。趣味というのは息抜きでリフレッシュできて、気楽で自分の好きなことです。好きなのはもちろんそうなのですが、楽しいだけでは決してありません。だから修行というのでしょうが…。すくなくとも絶対に趣味なんて言葉で片づけられる代物ではないのです。


 文具。これも好きではあるんですが、仕事上、使うからには使いやすいのを。できるだけ効率的に、確実に。との思いであさっているだけで、趣味というわけではないんですね。万年筆が楽、毎年買い替えるの面倒だからシステム手帳で、だとか、単にこだわりがあるというだけです。


 読書。読書は趣味ではなく、食事や睡眠と同じです。生きていくからには当たり前にしなければならないもの。10月からは増税・軽減税率が実施されそうです。軽減税率の対象になるのは食料品。そして定期購読の新聞。新聞が軽減対象っていうのは、欧米では「思考のための食料」という扱いだから、だそうです。趣味ではないですね。

 ではこれら以外で何をしてたかっていうと、死んだ魚のような目で大塚愛さんの「さくらんぼ」のPVをリピートして見ていました。そっちはそっちで趣味なのかもしれないけど、あまりにディープすぎてご免被りたい!


 趣味がなければストレスで生きていけません。何か見つけなければ…。ということで、何が好きだったかなぁと過去を思い返してみると、あったんです。

 絶叫マシン。

 普段、大きな声を出すこと、しっかり気合いを入れることを道場で指導しています。けれど自らの意思で出す大きな声と、思わず叫んでしまう絶叫は心持ちが全く違うんですね。声を出せるところはカラオケや体育館、道場などいろいろありますが、絶叫できる場所はかなり限られます。その中の一つが「遊園地」です。


 父がいなくなり、母ひとりの生活。どこかへ連れ出しても、思い出があるとかえって辛いのでは。そんな思いから、子供もつれて遊園地へ行ってきました。



 母は無類の絶叫マシン好きで、私がこどものころから家族を置いてけぼりにして果敢に乗りまくり、屈強な三半規管を培ってきています。周りからみているだけでも十二指腸的なものが口から出そうになるマシンにも、笑顔で乗っていました。
 私自身はジェットコースターは大の苦手だったのですが、小学生のころのとある出来事をきっかけに平気になりました。久々に訪れた遊園地は、尖った絶叫系アトラクションも増えていて、さんざん乗り倒してきました。

ランドの看板コースター GAO
ぶっちゃけ怖さではあとからできたコースターの方が上だったり

本物が出ると評判のお化け屋敷
丘の上にぽつんと建っているタワーがそれです。
2階の美術室がやばいとか。


 武と一緒にキッズ用のアトラクションに乗りました。また仮面ライダーショーを観覧していたら、いつの間にかグッズと写真を購入させられたりといったハプニングもありつつ、一日を終えました。

 やっぱり絶叫マシンはスカっとリフレッシュできますね。これからは趣味にしていこうと思います。



 そこで出てくるのが絶叫マシンの本場「富士急ハイランド」です。ディズニーは何度も、USJも2~3回行きましたが、どちらもテーマパークとしての完成度はかなり高いんです。けれども絶叫系はどうか?というと、ややパンチが足りない。そこらへん、富士急は尖っているんですよね。

 今回行ったグリーンランドでは、年齢制限の上限もありました。64歳以上の方はご遠慮くださいとの但し書き。だいたいは、高齢や妊婦の方といったぼかした制限なんですけれども、「あと5年ねぇ」なんて言って笑っていました。

 さて迷います。一度はUSJに連れてくべきか、乗れるうちに尖った絶叫系に乗せてやるべきか。。うーん。。趣味でも結局悩むんですね。(^^;)

 でもほんと行きたいな、富士急。





国際空手道連盟 極真会館
(社)世界総極真
NPO法人 極真カラテ 門馬道場
師 範  門馬智幸
指導員  山名愼一郎





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