本日、菜穂子先生の仕事の都合から、昨日はひとりで過ごすこととなり、夕飯はコンビニでおにぎりとモツ煮込みを調達していました。
ところが一人きりとなると他の人との会話もなくなるため、自分の思うがままに自宅内を徘徊することになり、気づいたら中国人が作るパラパラ炒飯に魅入ってしまい、ひたすら鍋を振りかざす動画を観ていたのです。
そうなると炒飯を買いにコンビニへ出向くことになり、フライパンで炒めた(解凍した)のですが、まったくパラパラになりません。
動画を観てみると、料理人がちょっと鍋をどかしたときに、ガンダムが持ってそうな武器みたいに炎が上がっていました。
家庭のコンロにおいてこのような火力をくわだてようものなら、消防署からの熱烈な訪問を免れないでしょう。
ぱらぱらした炒飯があたりまえ、と思っていても、いざそれを自分でつくるのにはとても難しく。それをつくるためにはいろんな設備や料理人の腕が必要なのでした。人生で何度もたべてきたはずの炒飯であっても、見返してみると意外な発見があったのです。
ラグビーというスポーツもその一つでした。いままで「アメフトの軽装版」という認識しかなかったのですが、スコットランド戦を観て面白いなと感じました。にわかを自称する菜穂子先生の細かな説明があったからかもしれません。止まらないパワーゲームを観ていて、日本を応援していました。
そんなラグビーですが、一部乱闘のような揉め事シーンがありました。スコットランドの選手が日本の選手を引きはがして揉めていたシーンでしたが、確かにラフプレーでした。
このラフプレー(追記:スコットランド7番 ジェイミー・リッチ選手による押さえつけエルボーが引き金になったようです)に憤ったおそらくにわかファンの方たちが、当該選手のSNSに批判を書き込んだことで、従来のラグビーファンの方から「マナー違反で恥ずかしい」という指摘がなされていました。
私もラグビーについはまったくのド素人ですので、この指摘の意味が分かりませんでした。主なルールについて調べていてわかったのですが、ラグビーでは試合終了をNO SIDE(ノーサイド)という用語で説明しています(日本のみで、国際的にはフルタイムという語が主流のようです)。
試合が終われば自陣と敵陣のサイドはなくなり、勝った側も負けた側もないという意味で、本場イングランドでも1970年代までは使われていたようです。
言葉や用語が変わっても、「紳士のスポーツ」という精神は残っているようで、独特の催しもあるとのこと。それがアフターマッチファンクションと呼ばれるもので、試合終了後、両チームの選手やスタッフ、審判団などが一同に会して、食事等を楽しみながら互いの健闘を称えあい、労をねぎらう交換会だそうです。
接触の激しい競技であるだけに、試合が終われば笑顔で全てを水に流し、お互いを尊重する。そんな素晴らしい精神が込められているということでした。それを置いて、相手選手にネット上で批判が相次いだため、これを指摘する声があがったのです。
激しい接触という意味では空手も同じなのですが、炒飯にしろラグビーにしろ、改めて見てみると意外な発見がある、というのは重要なことかもしれません。長くやっていると初心を忘れがち。そしてそれは意外な方向から、まったく無縁と思わせる分野からもたらされることも少なくありません。
気持ちと気合でいつまでもピーターパンでいれると思っていましたが、きづけば30半ばになってしまいました。けれどもまだまだこの世のなかに知らないことも多く、日々が勉強です。
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(社)国際空手道連盟極真会館
世界総極真
NPO法人極真カラテ門馬道場
師範 門馬智幸
指導員 山名慎一郎
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