2020(令和2)年8月22日(土)~23日(日)
郡山カルチャーパークにて、型集中セミナー(基本編)が開催されました。
2日間に渡り、感染予防の観点からフェイスシールドを着用して、地区別に行う形式で行われました。
当初は帯別で、個人的には最破、征遠鎮、臥竜、十八、観空、五十四歩など自由型別に行われるはずでしたが、地区別に分けたことでプログラムも変更に。
1クラスめは、太極Ⅰ裏~Ⅲ裏と足技太極、2クラスめは平安Ⅰ裏~V裏と鉄騎(ナイハンチ)Ⅰの指導が行われました。
通常、太極も平安も道場の稽古では表の型しか扱いません。裏の型は、より重心を安定させ、体の軸をつくるためのもの。習うことができたのは、セミナーに参加した人の特権とも言えます。
また、鉄騎(ナイハンチ)も、古流の型で普段扱うことはありません。しかし、空手である以上、知っていなければならない型の一つです。
今回、県北地区から多くの門下生が参加してくれてとても嬉しかった一方で、不動立ちや正座での指導が目立つなど、課題も多く見受けられました。
習う姿勢をおろそかにしては、せっかく参加したセミナーも意味がなくなってしまいかねません。これからはそちらの指導も改めて取り組んでいかなければ、と思いました。
裏の型は回転の型なので、マットの上での稽古に慣れていた人は足の裏を痛めた人もいるかもしれません(^^;)
空手は矢吹本部やメガステージをみてもわかるよう、板間が基本です。移動も、補強も板間で行えるように稽古していきましょう。
型のセミナーはみんなよく頑張っていました!上級の門下生以外は、回転の移動はしていても、裏の型というのは初めての経験で戸惑った子も多かったかと思います。
でもそうして苦労して体で覚えた型こそ、忘れることなく自分の内側に積もるように重なって、自分の一部となっていくのだと思います。
送迎してくれた保護者のみなさま、指導に携わってくれた指導員の先生方、そして2日間にわたり基本の太極から指導し続けてくれた門馬師範。末筆ではございますが、本当にありがとうございました。おかげで参加した門下生たちにとって、型習得のための貴重な機会となりました。
参加してくれた門下生のみんなも、おつかれさまでした!!(^^*)
そして、次は9月の「型集中セミナー(応用編)」。
こちらは、空手家ならば絶対に出ておかないと損をするセミナーになっております。内容は・・・・ですが、今回、基本セミナーに参加できなかった人も、応用編への参加をご検討ください。
思うに、空手の本体は型です。ボクシングやキックを経験してスパーリングができる人が、空手着を着たら。突きや蹴りができるからといって、「空手家」と言えるでしょうか。
型は、空手が空手であるためのアイデンティティでもあります。
そう思い立って、高校では道場とは別に部活の空手に入部して、伝統派の型の教えを請いました。そこでは空手部ということもあり、ボクシングやテコンドーの人などもいて、いろんな意味で視野が広がった経験にもなりました。
今の時代もそうしろというわけではないのですが、型の習得は自発的なもの。それぞれの練度に応じて型を選び、鍛錬する。だからあまり道場で一斉に、という稽古体制にはなじまない部分があるのも確かです。(自分の指導力不足も含め)
自発的に稽古をした人ほど、どんどん型を覚えていくし、難しい型にも挑戦していく。だから、まずは今回の集中セミナーを第一歩に。その過程で得られる姿勢は、きっとみんなのこれから先の空手修行に生きてきます。
ぜひ、9月のセミナーでまたお会いしましょう!
※セミナー中は写真を撮れなっかたため、先生方に撮影いただいたものを使わせていただきました。ありがとうございました!
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