2020年12月4日金曜日

半沢直樹はリアル??

 「土下座しろ!」と迫るのは半沢直樹だったか。

小説だから仕方ないけれども、私から言わせればリアリティに欠ける。実際の修羅場はそんなものじゃない。


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私たちは何気なく生活しているけど、日本は法治国家だ。空手で鍛えた正義の鉄槌も、道行く人に理由なく振り下ろせば、しかるべくの措置を受ける。けれども法に従っていながら、それでも大半の人は「裁判」というものに縁がない。日本の司法のトップは最高裁判所だけれども、ふつうに生きていればまず、縁のない機関と言える。



だから判例集を読んでいると面白い。なにせ判例というのは、重要なもののほとんどが最高裁の判決。

もっとわかりやすく言えば、最高裁まで争うほど何かにブチ切れた人たちの闘争の記録なのだ。そんなものが面白くないはずがない。(行政事件系はつまらない)。


例えば、法学の資料のため、裁判の傍聴でメモを取る許可がおりなかったことにブチ切れた、レペタさんという人がいる。レペタ事件と言われるもので、最高裁まで争い、法廷でメモを取ることが可能になった。外国で、しかも最高裁まで争う。お金も時間も相当かかるだろう。もはや神々の争いの様相である。



そして憲法では外せない「謝罪広告事件」。選挙活動中に、ライバル候補をディスった人が名誉棄損で訴えられ、さらには「謝罪広告を新聞に掲載しろ」という命令まで受けた。「謝罪を新聞に載せろという命令は憲法違反だろ!!」とこれまたブチ切れて最高裁まで争った判例だ。どうやら怒りというのは、かなりのエネルギーを生み出してくれるものらしい。


そしてここが重要だ。法学部の人は憲法で覚えのあるフレーズかと思う。


判決要旨では

謝罪広告を強制することが債務者の人格を無視し、意思決定の自由ないし良心の自由を不当に制限することとなり強制執行に適さない場合もあるだろうけども、単に事態の真相を告白し、陳謝の意を表明するにとどまる程度のものにあっては、謝罪広告の掲載を強制したとしても、債務者の有する倫理的な意思、良心の自由を侵害することまでをも要求するものであるとは解せられない。

と判示された。


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 今朝のこと。私は、電車定期のSuicaと、バス定期を名刺入れに入れて使っている。本来ならばカバンにチェーンでもつけておけばいいのだけど、土曜の稽古や日曜にでかける際にとりはずすのが煩わしいので持ち歩くようにしている。


 昨日も霞町の稽古が終わり、エキナカのドトールで勉強して、帰り着いたのは11時少し前のことだった。子供たちも既に寝ていたが、玄関先に置いている私用の棚の上に定期入れを置いた。



 軽めの夕食を済ませ、勉強して1時前に就寝。今朝は六時半過ぎに起床して、出勤の身支度を整た。早く出ればでるほど時間に余裕ができる。読書や勉強するなら自分で時間を作るしかない。そしてそれは朝の方が確実だし、QOLも上がることに最近気づいた。


 ところが家を飛び出す間際、定期入れにしている名刺入れが見つからない。結論から言うと、もう既に胸ポケットに入れていたのだけども、カーディガンやパーカーを着こんでいるので全く気付かなかった。


 それに気づくのはしばらく後のことだけども、昨日置いたはずの棚付近の大捜索が始まった。基本、棚にはテキストや本類、メモの類をぶち込んでいるので煩雑になっている。ひっくり返して探すうちにタイムリミット(遅刻がこんにちはする時間のライン)が迫ってきた。



 朝早い時は無料で出勤できるけれど、一定のラインを超えると郡山から福島までを新幹線、駅から病院までをタクシーという、どこかの石油王みたいなオイルマネーをばらまく出勤を余儀なくされることになる。それはもう避けられない。



 「ごめんなさい。ぽんぽんペインで遅刻します」

 みたいな電話を職場に掛けなければならないのっぴきならぬ事態まで見えてきて、朝からイライラも頂点に。この世の不条理的なものを吐き出しながら探しました。胸ポケットに定期を突っ込んだままで。



 「もう今日はお金使っていくしかないでしょう!休めないんだから!」

 理性的に考えれば、それはそうなのですが、こっちの心情的にはそうもいかない。先日も実は揉めて、夜の11時半頃、郡山から佐倉道場に向かって往復するというわけのわからない事態を乗り越えたばかりだ。


 『なぜ結構なお金を使って出勤せねばならないのか!たまには職場の方がこっちにこいよ!』


 声にならない心の声を叫びながら探したが、確かに置いたはずの棚の周りに定期はない。当たり前だ。あるのは私の着ているシャツの胸ポケットの中だから、玄関にも室内の棚にもあるはずがない。


 なぜこんな生活なのか!!!


 遅刻も確定いよいよ冷たい視線を浴びる気配が濃厚となり、とりもなおさず定期の見つかる気配もなく。怒りは頂点に達しました。胸ポケットに突っ込んでいるペンも放り投げようとしたとき。


 胸に感じる僅かな膨らみ。革の柔らかさ。瞬時に悟りました。やってしまった、と。

指先に感じる感触はいつものそれ。間違いない。



 そこからは流れるような動きで正座からの謝罪です。別にしろとも言われてもいないのに。

 人は本当に悪いと思ったとき。日本古来の伝統に基づく謝罪方法など何の躊躇もない。「土下座しろ!!」と青筋たてて怒鳴られなくても、自ら膝をついて頭を下げる。


 土下座まではいかないものの、心から謝罪した。朝から本当に申し訳なく、久々の完敗でした。

 相手が相手で最高裁まで争ってたら、謝罪広告の掲載を強制されてもおかしくない事案でしたが、ここに陳謝の意を表するにとどめて仕事に取り掛かりたいと思います。








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