2021年1月9日土曜日

【ライト版】武道に学ぶ めげない子育て論

  門馬師範は、師として弟子達を荷ごと抱えて引っ張ってくれる。だから、弟子たる自分達は、やがて師を背負えるようになるまで大きくならなきゃいけない。

 漫画かどこかでいつか読んで印象に残っていたことばで、師範へのメッセージを書いる中で、師弟関係ってはこうあるべきだなという思いから使わせてもらいました。


 1月20日に全国の書店で発売される『武道に学ぶ めげない子育て論』(門馬智幸著)をフラゲしました。



 ここでは、文章を読むのが苦手な人向けに短く、分かりやすくで魅力を伝えられたらと思います。ちょっと硬めのレビューは次記事に。


 さて、冒頭の言葉の引用についてですが、なぜそんなこと書いたのかというと、この本の中には、普段門馬師範がよく話される言葉が書かれています。それは著者なので当たり前なのですが、そのルーツを知ることができたのです。

 師範が普段、話されている想い、信念の言葉は、借り物というにはあまりにも軽い。壮絶な経験、苦悩、巡り合いの中でかけられた言葉。そして、その末に師範自身がたどり着いた真理。


 飛田先生(※本書を参照のこと)や極真空手の先人たちの思いが、師範を介してより一層深く重いものとなって、連綿と受け継がれているのだということを知る事ができました。それらを書くには、ブログというスペースではあまりに狭すぎる。


 一言で言うならば、「武道教育という存在を知らない親の方々」や、門下生の保護者である「既に武道教育に関わっている保護者の皆さま」に、ぜひ読んでもらいたい本です。


今の日本には、家庭教育、学校教育、地域教育ではどうしても補いきれないものがある。だからこそ、それを補う教育が必要であり、それこそが「武道教育」である。


 本書は、武道が育み、もたらしてくれるものを挙げ、その素晴らしさを説いています。そして、空手、特にフルコンタクト空手界の現状とその問題点も挙げつつ自浄の作用を促している。

 中には思う人もいるかもしれない。先生でも教育の研究家でもないのに、なぜそう言えるのか、と。そもそも教師や教頭の弟子がいる師範なので、些末な問題なのです。


6年や3年という確定期限に捉われることなく長く付き合っていけるのが道場による武道教育の強み。子供に関わる時間は、教師のそれよりも多い。


 なぜ保護者さんに勧めるのか。それは、門馬道場の掲げる「武道教育」には、保護者が果たすべき役割も大きいからです。家にいる時間は道場にいる時間よりも圧倒的に長いのだから。


 いくら指導員に信念や情熱があっても、保護者さんの協力なくして完成はない。三位一体の武道教育、詳細は本書をお読みいただきたいです。


 中には耳の痛い話もあるかと思いますが安心してください!読んだ指導員は目とか耳から出血しててもおかしくないですから。


 色んな意味で。極真空手で黒帯をとってほしい、と思う保護者さんなら必読の一冊であることは間違いありません。なぜなら門馬師範の考えや思いを知ることなくして、黒帯もなにもない。というよりも、黒帯が何を意味するのかわからないはずなのですから。


 え?そんなに言わなくてもいいんじゃないか?

 何を仰います。指導員に求められるものはもっととんでもなく大きいものだということを再認識させられてしまった次第です。それだけに、武道教育を切り拓くことにとてもやりがいを感じてわくわくもしています。

 門馬道場に出会えてよかったー!!そう指導員が思える道場っていうのはある意味すごいことで、指導員がしっかりしてれば門下生も間違いなく思えるに違いないのです。それはもう保証します。


 そう、、、指導員がしっかりしていれば!!


 余談になりますが、個人的に面白かったエピソードを本書からご紹介します。

 門馬師範が仕事から空手に復帰して、一回目の稽古。後輩と組手をするのが久しぶりで、舐められまいとガチンコで組手を行った。その翌週の稽古日。大雪だからか、稽古時間になっても誰も来ない。しかし、一時間を過ぎたあたりで、最初の稽古でやりすぎたことに気付く。仕方ない、帰ろう・・・。そう思ったときに、やっと一人の生徒が来た。

「すいません。遅くなりました。残業だったもので」

 この言葉を聞いた時には、その生徒を抱きしめてやりたいほど、嬉しかったという。


 極真空手の創始者、大山倍達の活躍を描いた漫画「空手バカ一代」にも似たエピソードがあります。大山総裁と真樹先生の出会いのきっかけとして描かれていたが、大雪で誰もこないだろうと道場を閉めようとしたとき、大雪の中を苦労して真樹先生(当時白帯)が現れた。作中の大山総裁もよほど嬉しかったのか「今日は特別に私が稽古をつけよう」と指導した。身に余る光栄と共に地獄だったことでしょう。

 きっとその日の稽古も、門馬師範は稽古に熱が入ったに違いない笑


 単なる格闘技に思われているフシもある極真空手ですが、そのまったく違う側面を見せてくれる。だからこそ、一生を賭ける価値に気付かせてくれる一冊です。

 購入を希望される方は、お気軽にお問合せください(^^)





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