中学生のころ。授業の板書を写させられました。けど、ノートとはそもそも何なのか。どんな役割があるのかなど、「ノートのとりかた」や「ノートの活用方法」っていうのは教えてもらえませんでしたし、いまでもそうだと思います。。
ノートの活用方法について知ったのは、大学時代のこと。「これをせめて中学生のときに知っていれば…」もっと充実した学生時代になったのにと後悔したことを覚えています。
中学生のとき「ノート点検」なるものがあり、授業中のノートをとっているかどうかチェックされていました。
めんどくさいなぁと思いつつも、提出物は成績評価の大事な要素。ゆくゆく内申点や受験にかかわってくるとなればやらないわけにはいきません。そんなわけで、ひたすら授業中の板書を書き写す「作業」を繰り返し、作業に過ぎないので結果もお察しということになっていました。
さて、今回、連絡網のライングループでもお知らせしましたが、「型勉強会」を実施いたします。
自身でまず徹底的に読み込む |
現在、道場で販売している月刊誌『フルコンタクトKARATE』では、「大山倍達直伝 極真の型」が連載されています。
今ではほとんど伝説となっている、極真空手の若獅子寮。大山総裁直々の千日修行をやり遂げた極真空手界の重鎮であり、私たちの属する世界総極真代表 大石代悟範士が監修。そして当道場の門馬師範が解説、全日本や世界大会などで実績を残している先生たちを演武者として、一つ一つの型が詳しく特集されています。
(佐倉道場に指導に来てくれている統河先生や柊太先生も演武者として出演されています!)
なので入荷の度にお知らせしていて、型の育成クラスや茶帯など上級の門下生が購入してくれていました。
上記のように、所属している道場の範士、師範方が解説ということで、ある意味で学ぶ上では僥倖なのですが、とても充実したテキストになっています。
ですが、どうしても写真と文章での解説になるため、写真と写真の間であったり、写らない方向、説明の文章が習熟度や年齢によっては理解が難しいという声も届きました。それを受けて、この「フルコンタクトKARATE」をテキストとした型勉強会を企画しました。
ここで最初のノートの話が出てきます笑
現在、月1回のペースで開催されている門馬師範直々の指導による型・組手の育成クラスでは、ノートをとる時間が設けられています。
勉強のために見学させていただいているのですが、門下生は教えられた内容を真剣にノートにまとめています。
ノートに書き込むことで、指導された内容を形にし、いつでも思い出して反復することができ、やがて身に着けることができるようになります。
師範の育成クラスは、本などのテキストがあるわけではありません。だから自分たちでノートをとって形にして残すわけですが、幸い型の勉強会ではテキストがあります。
ですが教科書がある場合、勉強の方法は全く違ってきます。
なにせ、一流の演武者のお手本写真と豊富で正確な解説が、プロのレイアウトによりコンパクトかつ見やすくまとまっているのです。これを活用しない手はありません。
今でも実感しているのですが、勉強において教科書があるにも関わらず、それをノートにまとめるのは全くもって時間の無駄でしかありません。
どんなに丁寧に字やイラストを書いてもパソコン印刷の文字や写真の印刷には勝てませんし、抜けや漏れもあるかもしれません。そして見返すこともあまりない。さらに時間も浪費していく。
ということで、結局は解説を聞いて、教科書にマークしたり書き込んでいくことが一番効率がいいということに気付くのが遅すぎました。いまでは私の勉強も実際、ノートはとりません。テキストに直接書き込み、問題演習はミスプリントの裏に書き殴って後はぽいです。
数多く解くため、直接書き込んでます。持ち物も減っていいです笑 |
型においては、せっかくこんな充実したテキストがあるのに、買って持っていて終わりなんてのはもったいない!せっかくならしっかり読み込んでいって120%活用しよう!
ということで、企画いたしました。そのため、参加する条件はテキストとなる「フルコンタクトKARATE」を持っていること、型の概要をおおむね理解していること、の2点としています。
解説の補足や参考情報、細部の確認、試合のための稽古方法などを徹底的に深く掘り下げていく勉強会です!
なーんていいながら、実は自分自身の稽古、そして勉強のためでもあったりするんですけどね(^^;)
実際、記事を読み込んでいくと、いろいろ気付かされる部分がとても多いし、疑問も湧きます。自分では頭で考えることなく自然にやっていたことを門下生に質問されて、舌を巻くこともしばしば。
私自身にとっても絶好の機会であることから、一緒に「フルコンタクトKARATE」をもとに型を学んで稽古していきたいと思います。それでも分からないところは門馬師範にお伺いするしかありません。が、聞くのは自身でできることをやり尽くした上で、どうしようもないところ。尽くすことをせずに教えを乞うのは失礼にあたります。
ということで、勉強会にあたっては自分自身がまずしっかり読み込んで臨みます。ぜひ、みなさんも一緒に型を学んで稽古しませんか??
開催の予定や、取り組むテーマとなる型については、連絡網グループにて随時お知らせいたします。また、フルコンタクトKARATEは、既に在庫が切れていたり少ない号もありますので、山名までお問合せください。
私自身も学び、研鑽を積みながら取り組んでいきたいと思いますので、ぜひご参加ください!
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