と聞くと楽しそうなイメージかもしれませんね。でも、僕たちの大学では違いました。私個人がどうであったかはこの際置いておき触れないとして、福岡では「モテるおしゃれな大学!」という、ミッション系の静謐な雰囲気が漂うなか、どの体育会よりも体育会系だったのが、大学祭実行委員会。通称:実行でした。
もう今では様変わりしたようですが、学生運動の名残を強く残す組織で、大学祭を企画・運営する委員会。当時の同期と会えば、もうこの時期の話は尽きることがありません。1年生のときはきつく、ハードで、それでいて楽しいだけでしたが、企画・立案に回る2年生:チーフになってからがほとんど地獄。
当時は学ランのままバイクに乗っていましたが、パトカーにとめられることはないくらい地元にも浸透していました。
誤植でため息をつかれ、しょうもない確認ミスがあれば机は蹴られ、企画書投げつけられることも日常茶飯事。はたから見ていると学生の硬派気取った悪ふざけにしか思われないかもしれませんが、社会に出てから必要とされるスキルは、ほとんどここで学び、培われました。映像編集にしろ、他人に魅せることを意識したデザインにしろ、説得力を持たせるための資料の作り方や、プレゼンの能力。
当時はほんとに勘弁してほしいと思った理不尽な先輩も、いまでは感謝しかありません。
アイデアが出せないと意見に価値がない。それは社会に出たいまもまったく変わっていません。Noの言えない人のYesに価値はないし、アイデアを出せない人は、作業してるしかない。
そんなこんなで、道場のときにもそれは有効活用させていただいているんですが、私の中ではちゃんとつながっていても、はたから見るとぶっ飛んだと思われることも少なくありません。
県大会が中止になりましたが、秋季審査会前の型大会、チャリティ演武を開催することはお知らせした通りです。しかし、それだけでいいのだろうか。こんなときにしかできないことはないだろうか。ということで考えたことを簡単につらつらと書いてみようと思います。
まず、今回、コロナの影響で大会が中止となりました。聞くところによれば修学旅行も日帰り遠足などに縮小されているとのこと。
学生時代の大きな思い出なのに、かわいそうだな。
修学旅行は無理でも、思い出に残るような何かをしてあげられないだろうか。いまは職業体験の授業もないらしい。
とはいえ、三密になってもだめだからな。今は稽古にも三密を意識しなきゃいけないし。
稽古中、補強であれば体も強くなるし、過度な接触はないよな。
補強と言えば、昇段審査のとき、クソつまらなくて辛い補強のモチベ―ションになったのは海猿の映画だったな。
海上保安官っていう職業の中の潜水士。マイナーだけど映画として面白いし、補強のモチベーションにもなるかな?伊藤英明さんかっこいいし、加藤あいさんかわいいし!!みんなで映画みて補強やりまくるか!!
いや、まてよ。みんなで集まって映画みて補強ってシュール過ぎるな。
まったく関係ないけど、前からかわいいかわいい言ってた多部ちゃん綺麗になったな!(私の家政婦ナギサさん 観てました)。そういえば、出演作品の中に恩田陸の真夜中のピクニックがあったっけ・・・。ん?まって、海上保安庁の特殊救難隊や機動救難隊は、新人研修の最後に100km行軍が伝統ってあったはず!
(Youtubeで動画を観る)
100kmは無理でも50kmくらいならいけるだろ!(※真夜中のピクニックは、夜を徹して80kmを歩くという高校の伝統行事が舞台なので)。
佐倉道場に50kmくらいだとどこだろ。
あ、富田道場からだと44kmくらいか。ほぼ直線。歩きで9時間ちょいか。
よし、富田道場で集まって海猿鑑賞会して、モチベーション上げて佐倉道場まで走破しよう!着いたときに水炊きとか作っておいてもらえるといいな!
安全確保のために中学生以上の参加として、指導員と門下生で班分けしていこう。9時間もあれば門下生と色んなコミュニケーションとって、きついなかで絆も作れる、心もからだも強くなる。班分けで分散できれば密にもならないし、武Tで行けばPRにもなるぞ!
こうしてよく言えばぶっ飛んでる、悪く言えば頭がちょっと心配な企画の原案ができました。
自分の中でつながって完結しているだけに、過程をすっとばして「こんなのどうでしょう?」という無茶ぶりを受けてくれる福島の大人のみなさんは、本当にありがたいです。形は変わるかもしれませんが、日々、先生たちや大人の先輩たちと話し合い中ですので、楽しみに待っていてください!
やりましょう!といっても賛同者がいなければ、奉仕で手伝ってくれる門下生がいなければ、何もかたちにならず、何も始まらず、何も続きません。
周りのよき理解者であるみなさんに感謝しつつ、これからもがんがん攻めていきたいと思う所存です。コロナで縛られるなら、逆手にとったアイデアを出せばいいだけのこと。
この非日常や、せまっ苦しい制限を楽しむくらいの余裕をもっていきたいと思います。
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