2022年9月26日月曜日

第16回の…

令和4年9月25日(日) 須賀川アリーナにて第16回全福島県空手道選手権大会が開催されました。

コロナ禍の影響もあり、大会自体は3年ぶり、須賀川アリーナでの開催は4年ぶりとなりました。


まずはご参加いただいた門下生のみんな、大会運営に快くご協力いただいた保護者のみなさま、また送迎で門下生を参加させてくださった保護者のみなさま、ありがとうございました。


みなさまのおかげで、門下生みんなが大きな晴れ舞台挑戦できる機会となりました。


思えば、22日の夜から今朝の朝方まで全てこの大会のために費やしたようなものでしたが、ブログを書こうと思ってスマホをみると、驚いたことに1枚も写真がありませんでした。

なんなら長男の写真すらない。


無理もないかもしれません。数年ぶりの大会を、このコロナ禍の中で安全にやろうと思うわけですから。写真を撮る余裕は一切ありませんでした。


みなさん、結果はいかがでしたでしょうか。

報告に来てくれた門下生の結果と、自分担当のコートの結果しか把握できていませんが、それぞれの結果があったと思います。


保護者のみなさまへ。

勝ち負けはどうであれ、最後まで必死に向かい合って試合を終えたのであれば、どうぞ褒めてあげてください。


どんなに有名な選手や強いひととコートで対峙しても、それは時間にして長くてもせいぜい5分間くらい。


対して自分自身っていうのは生きてる限り向かい合っていかなきゃなりません。その意味において、組手で負けた、なんていうことよりも。

ずっと向かい合ってかなきゃならない、自分自身に負けてしまうことの方が意味は大きいのだと思っています。


延長戦になったとたん「もうここまで頑張ったからいいかな」と思ってしまう、目の玉飛び出るような回し蹴りもらって「ここで倒れたら楽になれるな」なんて思ってしまう。そんな誘惑は誰もが経験しているかと思います。


いつだって無条件に自分を甘やかしてくれるのも、何の迷いもなく(それが成長につながるためのものであったとしても)苦痛から逃れることだけを肯定してくれるのは自分自身に他なりません。



自身を導いてくれるのが強靭な自分自身であるのか、後に責任を一切もたない怠惰な自分自身であるのか。


そう考えたとき、最後まで向かい合ってきた門下生はそれが勝ちという判定であれ、負けという判定であれ、より一層強くなっていることに違いはありません。



師範がよく仰ることばです。

「普通は頑張ったら褒められる。頑張った結果、勝ちかもしれないし負けかもしれない。でも頑張って怒られれば、やる気をなくすのは当然だ」


頑張って怒られる、子どもの立場からすれば、空手が嫌いになる十分なきっかけとなってしまいます。


出場するだけでも大きな勇気がいるもの。その一歩を踏みしめて、しっかり出場したお子さんをぜひ褒めて労ってあげてくださいね。



ところで、こんなことを書いておきながら、私自身が自分の子どもを叱っていたりすると何の説得力もありません笑



きのうはたまたま私が担当としてついているコートで長男の試合がありました。観てらっしゃったかたもいるかもしれません。

長男の試合のときだけ、控えていた真尚先輩に審判を変わってもらい、一保護者として観ることができました。




とはいえ。審判服を来て大声上げて応援しているのは内容いかん問わず見苦しい、大会の質や格を落とすものと私は思っています。

大声上げて、試合している一方を応援している審判がいたとすれば、周りから参加している人は「ほんとに公平に見れるのか?」と思ってしまうのが普通ですよね。


そんなわけで、観ることはできましたが何も声は出すことができませんでした。結果2回戦で負けてしまったわけですが、よく頑張った!と褒めてあげたいと思います。



また、これは道場関係なくなのですが。。

審判として見ていると、気づかされることも多くあります。


門馬道場の門下生同士の試合であっても、一方は上級者、一方は試合慣れしていないなんて組み合わせも珍しくありません。もちろん応援する側もそうで、なんて声を出してあげればいいのかわからない保護者さんもいらっしゃるわけですし、中にはセコンドについてあげられない保護者さんもいらっしゃいます。


一方に先輩たち門下生がセコンドとしてついていて、相手の初級者の子にはセコンドがいない。そんな状態で「中段効いた効いた!」みたいな、応援の仕方には多く思うところがありました。


あまりに見苦しく思ったので、佐倉の門下生である銀雅くんにはそういう応援をしないように伝えました(断っておかないとなのですが、銀雅くんがそういう応援をしていたわけではありませんよ。)


今回も、大会でありながら両親ともセコンドにつけず、だれもいないたけるを、道場の先輩たちが面倒見て応援してくれていました。
自分のことだけでなく、後輩のことにも心配りができる。そんな門下生が多いことが、佐倉道場、門馬道場の自慢の一つです。

でも、同じ門馬道場であるならば、どこの地区であっても道場の後輩だし、みんな困っていれば手を差し伸べてくれる先輩たちでしょう。応援のときにも、そこに気を配ってほしいと思います。


過度の染髪やアクセサリーなどは大会出場規定として設けられていますが、それだけで人格なんてものが磨かれるわけではありません。対戦する相手を尊敬して向かい合え、なんて立派なことは言えませんが、少なくとも相手の人格を無視した応援は慎むように気をつけていきたいと思いました。


久々の大きな舞台でしたね。今回の大会運営を通して、職員のみなさんの大変さの一面も知ることができました。


末筆ではございますが、このような舞台を整えてくださった職員のみなさまはじめ、県外からお越しになって協力してくださった先生方、そしてすべてを強力なリーダーシップでまとめてくださった門馬師範、ありがとうございました。

今回は貴重な席にご同席させていただき、たくさんの当時のいろんな話を諸先生・師範方に伺うことができました。感謝の念は筆舌に尽くしがたく…


また次回の大会で、一回りも二回りも成長した姿を見せられるように精進していきたいと思います。押忍




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【福島佐倉道場】 火・土 19:00~20:30
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