2024年5月20日月曜日

岩手のお墓参り

  昨日、岩手県は一関市に門馬師範、門馬功師範代、菜穂子先生、奈美子先生にお墓参りにご一緒させていただきました。

 国際空手道連盟極真会館 岩手県支部長 小野寺勝美師範のお墓参りです。私は残念ながら直接の面識はなく申し訳ないのですが、菜穂子先生とのご縁から毎年ご一緒させていただいています。

 師範が特に尊敬されている先生の一人として、小野寺師範の存在があります。いまでも本部には写真が掲げられており、いろんな折りに小野寺師範との思い出を語ってくださるので、私たちも多くのことを学ばせて頂いています。

 それこそ理不尽だと思った話なんかも伺うのですが、それを話す師範の顔がとても懐かしそうで、お二人の関係性が垣間見えます。



 そして毎年、お墓に手を合わせる師の姿を見ていて、考えさせられることがあります。

 先日、夏季昇級審査会の推薦をしました。初めて帯に色がつく門下生、中級・上級に挑戦する門下生。いろんな挑戦があります。修行を続けていくことで、どんどん色が変わっていきますね。


 でもいま、空手があって。それを学ぶことができるのは、先人たちの思いがあってこそなんです。空手に限らず、稽古という言葉は、古きを稽(かんが)えるという意味。そこには連綿と受け継がれた思いが込められています。


 大山総裁自身が、松濤館や剛柔流の空手を修めて極真会館を創設し、その思いは小野寺師範や大石範士が継ぎ、門馬師範が継ぎ。そして次は私たちがそれを継いで、後の人々へ渡さなければなりません。

 奉仕の精神、という言葉は人をただで扱うときにこれほど便利な言葉はありません。なので、これを言うと眉をしかめる方もいらっしゃることでしょう。

 私がそうではなく、奉仕の精神で…と思えるのは、それを仰る門馬師範自信が極真空手のために奉仕の精神で取り組んでいるからです。宗教だなんだ、というのであれば、私財で月に百万ではきかないお金をつぎ込んで批判すればいい。私にはできやしません。

 けれども私なりにできる恩返しを、空手道にも、そして道場にもしていきたいなと、お墓に手を合わせる師範の姿を見て思うのです。


 人生が100年だとして、そのうちの80年間で教えられる規模なんてたかがしれたものなのでしょう。長い歴史の視点で見れば。


 私たちは遠い未来のことに責任は持てないし、未来の子供たちを導いて救えるなどと傲慢になることもできません。できるのは、正しく継承して使った空手を、後の人々にバトンタッチすることだけです。でもそれができれば、これからずっと先も、子々孫々のひとたちが、空手に触れることができるようになります。


 それが空手の指導員・先輩としての役割だと思っています。そのおかげで、いま空手ができて、門馬道場があるわけですから。

 黒帯というのは何かを成した勲章ではなく、それを継いでいく意思と覚悟を表すもの。強さのバロメータなんかではありません。その意味をしっかり伝えていくのも、いまの私の役目の一つなので、頑張らないとですね。








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