私のブログが苦手としていた分野が、大会や行事の報告でした。タイムリーさが求められる報告系のブログは安定して書くことが難しかったのです。
そんな中、とある門下生との雑談の中であった一言がきっかけとなりました。
「私、V(Vtuber)できますよ」
そんな一言がきっかけではじまったVtuberプロジェクトでしたが、門馬道場チャンネルで観てくださってる方も多いのではないでしょうか。
簡単に説明しますと、Vtuberとは、「バーチャルYoutuber」の略で、2Dや3Dのアニメキャラクター(アバター)を使い、インターネットメディアで動画投稿やライブ配信、SNS発信などをするバーチャルライバーを指します。
アバターのアニメチックな見た目とは裏腹に、その運用はかなり専門的な分野に渡ります。ざっとあげるだけでも、アバターのもととなるイラスト作成、それらを動かすモデリング(Live2D・3D)、クロマキー合成を基にした映像編集、音響、撮影、配信ソフト(OBSソフト)などなど挙げればきりがありません。
一見、オタクコンテンツのように思われがちなVtuberですが、自治体のPRキャラクターとして起用される例が増え、企業とのタイアップも珍しくなくなってきました。
といっても具体的な規模がつかみにくいところです。具体的な数字で見てみますと、昨日の8/28(水)。Vtuberの大手事務所「hololive」所属のタレント 湊あくあが卒業ライブを行いました。卒業ライブということも手伝ってですが、その同接数は開始55分時点で96万人。スーパーチャットと呼ばれる投げ銭は、\37,302,956-と発表されています。
※チャンネル累計では、3億6千万円ほど。
またAIの進化に伴い、それらを扱うプラットフォームも扱いやすく進化してきました。一時期は映像編集ができるたけで一つのスキルでしたが。いまや数枚の写真、いくつかの動画でもあれば、簡単につなぎ合わせ、それに好きな音楽やエフェクトを掛け、手軽に誰でも映像編集ができるような時代になりました。
誰もが簡単に映像を編集し、素人とプロの境界線があいまいになりつつある時代になっているのです。それでも、被写体を写す構図やライティング、トランジションと呼ばれる映像のつなぎ方をはじめとした構成などはやはり勉強しなければ身に付きません。しかし、一定レベルでよしとするならば、いまや誰でもスマホの操作だけで作り出すことができるのです。
インターネットの登場と、スマートフォンが普及している現在の社会状況においては、PRや広告の手段も変容を免れませんでした。
その中においてトレンドに左右されない、伝統的・文化的コンテンツである「空手」とVtuberという組み合わせは、長期的な運用が見込めるため、親和性及びメリットも高いのです。冒頭の「私、V(Vtuber)できますよ」という一言がきっかけとなって、まさに走りはじめたのが、広報担当のサクラちゃんでした。
どこの道場にもまねできない広報となっていくと期待しています。
コンテンツ×テクノロジーに、最近はAIも絡んできて、まさに複雑系の社会。この先がどう動くかの予測はそうそう簡単につきません。なので、肝要なのは予測した未来への準備ではなく、変化し続ける未来に対応できる柔軟な体制。
先にご紹介したようVtuberという存在は、その運用が多岐に渡ります。私がやっているように思われがちなのですが、それは一部は正しいものの、そのほとんどはほかの担当との連携によって成り立っています。戦略立案、大まかな編集、アップロード、SEOなどは私がやっていますが、その動画にキャラクターとして情報や命を吹き込んでくれるのはVtuber、ベースとなる動画や情報をもってきてくれるのは、職員はじめとした指導員の先生方です。
走り始めたばかりのコンテンツではありますが、本人の強い希望もありますので、誰がタレントなのかはあまり考えず、門馬道場の一員として温かく迎え、見守っていただけると幸いです。
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