もはやいくらが適正な価格なのか分かりません。
転売されるものたちだけではないですね。各地の名物もネットで簡単に取り寄せられるし、情報は検索すればどれを見れば良いのか迷うほど出てきます。便利になったいまの社会では「価格」が分かりにくい。
もし私がそのおもちゃを作っている人間だったならば、いくらくらいの価値があるのか分かるでしょう。それに照らして、「この価格は無意味に高い」、「この値段なら買いだ」と判断できます。
価値は個人の主観で判断する「どれくらい大切か」という程度。価格はそれを多人数間で共有するためのお金の量です。だから価格が同じでも、価値は個人によって違います。体験から考え方などを通して価値観は作り上げられるからです。
そして、経験からくる価値は,その人の中で揺らぐことはありません。
令和2年11月15日(日)NCVふくしまアリーナ剣道場にて県北地区の秋季昇級審査会が開催されました。
当日は門馬師範をお迎えし、40数名が審査に臨みました。
普段は約200名強の門下生が一堂に介して受審しますが、前回に続き、過密を避けての地区別分散の開催となりました。
人数としての単純な規模は縮小されますが、その分、緊張感が増します(指導員含む)。
当日は審査を受ける門下生だけでなく、並び方、組手・連続組手の相手、誘導、ヘッドガードの装着などをお手伝いしてくれる先輩たちも集まってくれました。
門馬師範が見守るなか、準備運動、基本稽古、移動稽古、型、体力、柔軟、組手と審査は進みます。
いろんなものがお金を出せば買える時代ですが、お金だけでは手に入らないものがあります。
空手の帯もその一つで、自分で稽古し、きつい、辛い思いをしてはじめて色のついた帯を手にすることができます。
その過程では、道場の稽古はもちろん、中級以上になれば演武や合宿などさまざまな機会を通して修行してきているわけです。
その体験、経験からくる価値は、やった人でなきゃわからない。
結果が出るまでには数週間の時間をいただきます。なのでこれを書いている今、合否の結果はわかりません。みんなが昇級できて新しい帯を手にしたとき、迷わず「大事だ」と思える帯であることを願って止みません。
昇級審査についての思いは、以前に書いたときのままですので、こちらをご一読いただければと思います。
審査を受けた皆さん、手伝ってくれた先輩たち、送迎してくれた保護者のみなさま。ありがとうございました!
また遠くから審査にお越しいただき、帰りの車の中ではとても勉強になる話を聞かせてくださった門馬師範。またひとまわりもふたまわりも成長した道場の姿を見せれるよう精進していきたいと思います。次回の審査の形はわかりませんが、また福島でお待ちしております!ありがとうございました!
さて、週末はいよいよチャリティ演武のトリです!みんなで頑張っていきましょう‼️
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